2021.02.16 2021.02.16
No.54 カテゴリ:BPMN・業務フロー、業務分析
どうすれば書いてもらえるか・・・
担当者がなかなか業務フローを書いてくれない。
デジタル的な何かを書く と言うのが苦手な人がいるのは事実です。
メールを嫌がる人すらまだ結構います。
直ぐに「電話」「手書きのFax」「メモ帳」を使う人、いますよね。
手っ取り早いと思うのでしょうが、やはり情報はデジタル保管が基本です。
まして、業務フローとなると仕事の基礎情報ですから、
・デジタルで保管して
・こまめにメンテナンスする
と言うのがとっても大切です。
それが出来ないという事は、仕事が常に「行き当たりばったり」と言う事です。
各担当者に業務フローを書いてもらうには
では、なかなか書いてくれない人に書いて貰うにはどうするか? ですが、
(1)様式に捉われずに、その人の書き方で良いので、まず書いて貰う
(2)常に箇条書きを意識して、ポイントのみを書くようにしてもらう
これらを実践してもらうだけで、かなり「書く」事のハードルは下がります。
ここで一番大事なことは、書いて貰ったものを絶対にけなしてはいけません。
「分かり難い」「汚い書き方で何を書いているか分からない」「ポイントが判らない」等、ネガティブな事を言っては絶対にいけません。
その人なりに一生懸命考えて書いているのですから、まずは「ありがとう」から始めましょう。
そして、業務フローを書くのは「あなたの為ですよ」と常に言い続けましょう。
「こんな事をするのは私の仕事では無い」と思っている可能性もあるので、仕事の基本は、情報の共有であり、情報共有の基本は情報の正確な記述と保管である と言う事を言い続けましょう。
これをする事で、「あなたの仕事」が誰にでも理解してもらえるようになると言う事を伝えましょう。
BPMNは書く気になりさえすれば、そんなに難しいものではありません。
精神論では無く、「書く気」を熟成する と言う事から始めましょう。
頭ごなしに「書け」と言っても良いものは出てこないと思います。
次回は、ではポイントとは何か?...です。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。