2022.06.15 2021.06.15
No.66 カテゴリ:システム開発、働き方改革、業務効率化
何のために仕事をするのだろうか?
何のために仕事をするのだろうか?
この疑問の答えは一人一人違うので私がどうこう言う事ではないのですが...
私自身の話をしますと、大学を出て社会人として働くようになってからシステム設計・開発にズーっと携わってきました。
私が社会人になった頃のこの業界は「徹夜当たり前」「サービス残業当たり前」の世界でしたので、実残業時間が200時間を超える などと言う時も結構ありました。
今となっては、それがあったからこの世界で何とか「食えている」のかも と思う事もあります。
ただ、その時には「なんでこの仕事をしているのだろう?」と思う事もありました。
その時に何となく思っていたのが、「今はお金云々じゃ無いよな」と思っていました。
仕事もきちんと出来ない段階で「お金が欲しい」「もっと楽に仕事をしたい」等と言うべきでは無い と本当に思っていました。
体を犠牲にしてでも技術を身に着ける と真剣に考えていました。
その結果、40歳になって直ぐに倒れてしまい、それからは徹夜したくても出来ない体になりました。
考え方を変えて、いかにして効率よく仕事を行って徹夜どころか残業もしなくて済むように出来ないかを考えるようになりました。
従業員の協力が大きいのですが、その努力の甲斐があり今弊社ではほぼ残業はありません。土日も完全週休2日です。
何のために仕事をするのだろうか? の答えは色々だと思いますが、少なくとも体を壊す為に行う訳では無い と断言できます。
体(心も含めてですが)を一旦壊すと完全には元には戻りません。
適当に仕事をせよ と言っている訳では無いですが「効率を考えて」「集中して」仕事をする癖をつければ、意外と時間は節約できます。
アフター・コロナでは「在宅勤務」が主流となるのかもしれません。
そうなると一層「成果」が求められます。
でも時間=成果の時代には戻らないのだと思います。
どうやって「成果」を出し、会社側はその成果を「評価」するか?
やはり人の力だけではなく、AI含めたデジタルの仕組みが必要なのだと思うこの頃です。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。