2020.01.06 2020.01.06
No.05
システム設計・
開発の工夫について【その1】
開発期間と開発費用
明けましておめでとうございます。
今年も皆様にとって良い一年になる事をお祈り申し上げます。
今回は、システム設計・開発の工夫について【その1】です。
前回、システム設計は意外と属人的な作業だと書きました。
そこで問題となるのが、開発期間と開発費用です。
理想は、直ぐに安く出来るのが良いのですが、ある程度まとまった機能が必要なシステム開発となりますと、数人月~数十人月(大規模ですと数百人月)と言う事になります。(※人月とは、1人で1ヶ月かかる仕事量です。開発費用を算出する基準となります)
5人で開発を行うとした場合、50人月ですと約10か月かかります。
人の作業量で期間と金額が決まります。システム開発が労働集約型と言われる所以です。
でも、工夫は出来ないのでしょうか?
一般的には、開発作業の内訳は
①要件・仕様を定義する為の打ち合わせ作業
②画面・帳票やデータベースなどの設計作業
③プログラム開発・テスト作業
④システムテスト作業
⑤システム稼働前準備(マニュアルや最終ドキュメント作り等)
となります。
①④⑤は、お客様にも時間を取って貰って一緒に行う作業となります。
②は、システム会社が設計してものを客先に確認してもらいます。
③は、ほぼシステム会社側の作業です。
さて、この中でどの作業を工夫する事が出来るでしょうか?
次回は、
システム設計・開発の工夫について
【その2】です。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。