お客様の鍵となる企業を目指して

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お客様の鍵となる企業を目指して

 2020.08.06  2020.08.06 

No.32

過去の取引データ、
使わないと勿体ないですね

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暑い夏が来ました!

マスクは辛いですが我慢、我慢で頑張っています。

でも、暑い!!

 

業務システムも色々な課題を抱えながら運用されています。

その課題の1つが、”大量に蓄えられている取引データの活用不足” です。

 

世に言う「ビッグデータ」とは違います。

ビッグデータは、自社・他社問わず(個人情報を除いた)取引傾向・行動傾向などを分析する為の定型・非定型の大量データです。

業務関連ではコンビニや通信会社等のデータが代表例です。

 

それに対して業務システムで蓄えられるデータは、基本的に「自社」の取引データです。

それでも活用方法はあります。使わないと勿体ないです。

 

過去の売上集計や年間の推移比較表などに結構使っていると思います。

でも、それくらいで終わっているのが多いのでは無いでしょうか?

集計表をエリア別や担当者別...それをグラフで...この辺りが精一杯では無いですか?

 

例えば、『ミス削減に使う』事を考えませんか。

・売上単価の入力ミス

・発注数量の入力ミス

業務の運用にはミスが付き物です。ミスを無くす為に事務員さんは「チェック」を日々しています。

でも、ミスする時はチェックも緩かったりします。

何度も、何度もチェックするのは時間が掛かって大変です。

「本当はシステムが勝手にミスを防いでくれれば良いのですが。」という発想からこの頃流行っているのがRPAです。

RPAも悪くは無いのですが、うまく運用しないと逆効果です。

 

『ミス防止に過去データを使う』 という発想もありです。

ある得意先のある商品の単価は、そんなに幅が有る訳ではありません。

500円が5000円になることは殆ど無いでしょう。

入力時に過去の単価幅をチェックして、それから大幅に外れる場合には警告を表示する と言うようなシステムを作成する事は可能です。

このような使い方をする事で事務量の削減にも貢献します。

発想を広げて過去のデータを「今」使う。これが大事です。

 

 

 

次回は、「パッケージって?」 です。

 

 

 

田畑 幸男

株式会社スカイネット 代表取締役

日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。