2020.4.28 2020.4.28
No.21
「無駄な仕事」は何? その2
コロナの収束は、夏以降でしょうか?
それとももっと先でしょうか?
いずれにしても、生き残りを掛けて死に物狂いで頑張るしかありません。
さて、合理化・効率化をどうやって行っていくか。
一番大事な事は、各レベルの人々が、「無駄な仕事をしない」事です。
「私(その人自身)」にとっての無駄を整理し、それを組織の中で共有化し、合理的な解決策を考え実行する事に尽きると思います。
私は、人間がアナログである以上、アナログを否定しません。
「幸せ」はアナログの中にあるのだと思います。
ただ、仕事と言う意味においては、「デジタル」を使い倒すしかありません。
「無駄な仕事」は、
(1)デジタルとデジタルの間
(2)アナログとアナログの間
に潜んでいます。
例えば、ネットで商品を売っている会社が沢山あります。
販売管理システムを殆どの企業が導入しています(システムの規模は色々ですが)
でも、ネットで来た販売データを紙に出して、人が販売管理システムに入力している企業も沢山あります。
デジタルデータ(通販データ)をアナログデータ(紙)にして、
アナログ(人)がデジタルデータ(販売システムのデータ)にしています。
これって非効率ですよね!
現場のデジタルデータは、デジタルデータで完結する。
現場のアナログでしか出来ない作業は、その事だけに人の力を注力する。
その切り分けをするのが管理職の仕事だと思っています。
そして、その管理職の判断を支えるのが現場のデジタルデータなので、その集約はデジタルのみで出来るようにする。
だから RPA?ですか? いえいえ、RPAと言う前に行う事があります。
この事を自分が居てる会社に当てはめてみて下さい。
結構、無駄な仕事をしていると思いますよ。
次回は、明るいことを考えましょう!です。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。