2020.4.21 2020.4.21
No.20
「無駄な仕事」は何?
コロナ騒動は、大袈裟な言い方をすると、人類の知恵が試されているのかもしれません。
「社会的な動物」である人間、でも「単なる動物」としてウィルスによって病気にかかる人間。
社会的に「死ぬ」、動物的に「死ぬ」、人間とは不思議な動物だとつくづく思います。
その社会的な活動のかなりの部分は、「企業活動」に費やされています。
要は、「働いて」います。
今回の自粛要請でも、「出社しない訳にはいかない」と言う人が多いです。
・医療従事者や介護関連の方
・物流の現場の方
・製造現場や小売りの現場の方
社会のインフラを担っている方々は、それこそ命を懸けて仕事をして下さっています。
簡単に、「テレワークお願いします」という事が如何に無責任な事かと思います。
ただ、それでも今後も、このような災害に合うと今後も在宅勤務という事になるのでしょう。
そのためには、常に合理化・効率化を心掛ける必要があります。
これだけネットワーク・電子機器が発達しているのですから、知恵を出せば解決策は必ずあります。
まずは、何が「無駄な仕事か」を定義しましょう。
でも、これが結構大変ですよね。
その人の「立場」によってこの定義が全く違うからです。
例えば、現場の方からすると、集計等の管理資料の作成なんて言うのは「無駄」でしょう。
以前、現場の教師が管理資料ばっかり作っていて、やるべき教育ができていない という記事がありました。
でも管理職や経営者、校長からすると、管理資料の方が重要なのです。
何故ならばそれが無いと現状の判断が出来なくなり、今後の方針が立たない からです。
立場によって、無駄な仕事が違う という事を認めてしまうと結局「全て」必要となってしまいます。
さて、どうしましょう?
解決策のヒントは、無駄な仕事の主語は? です。
次回は、「無駄な仕事」は何?-その2です。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。