2020.02.18 2020.2.18
No.11
RPAセミナーに
行ってきました!
想像以上の出席者数!
先日、大阪で開かれた業務改善のセミナーに行ってきました。
この手のセミナーに行くのは久々なので、ワクワクしながら行ってきました。
色々な立場の会社や協会等が講演をしている結構内容のあるセミナーでした。
統一したテーマとしては、(働き方改革の名の下で)RPA、DXを活用して業務改善していますか?です。
最初に驚いたのは、参加者の数です。
かなりの数の人が来ていました。
大阪開催で、1時間単位くらいの細切れ講演の集合だったので、空いているのかなと思っていたいのですが、なんのなんの、9時過ぎから18時前まで殆どの講演が満杯でした。
それも、RPA、DXなど横文字がずらりと並んでいる内容にも関わらず、パッと見は事務職(経理、総務系)の方が多く見受けられました。
なぜ、いまRPAが旬なのか?
そもそも、RPA(Robotic Process Automation)と言うのは何か?と言いますと
大雑把に言いますと、旧来のシステム化から漏れた定型・非定型業務を「自動化」する仕組みです。
「ロボット」と言っても、自動車を作っているようなロボットでは無く、コンピュータ上で動くソフトウエアです。
これが何故、今「旬」なのか? の私なりの理解は
① 働き方改革の下、残業等で「何とかする」時代では無くなった。
② 非正規社員に代表される「企業の理屈」に与しない・屈しない労働力が増えた。
その為、今まで行って来たような「指示」⇔「報告」形態が崩れてきている。
③ 今後の少子化や高齢化を考えると、業務自体のスリム化・グローバル化(世界的な標準化)は避けて通れない。(日本はホワイトカラーの生産性が低い、と言われていますし...)。
という事だと思います。
つまり、今までは人での作業と「根性」で何とかしてきた仕事も、仕組みの中でこなさないといけなくなってきた。という事なのです。
講演を行っている人も、「RPAユーザーとしての大企業の方」「RPAメーカーの技術者」「経済産業省の方」と色々な立場の人がいて面白かったです。
講演を聞いて感じたこと
講演を聞いて感じたのは、
① ユーザー(の会社)は、まだRPAやDXの取り組みに対して「悩んでいる」。
② システム提供側は、そのユーザーに対して決め手を欠いて模索している。
③ 結果として、「何を」「どのように」すれば良いかの道筋が、誰もハッキリと見えていない。
という事でした。
RPAのような「仕組み」は絶対必要。今までの組織論や仕事のやり方ではダメ。まして根性論は絶対ダメ!
という所までは共通認識されているようなのですが、その「次」が未だ見えない、と言う感じです。
それでは、システムを提供する側は、今まで何をして来たのでしょうか?
次回は、RPA、RPAと言うけれど...!?です。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。