2020.12.22 2020.12.22
No.47
何かいい方法は無いですか?
業務システム開発をしていて時々思う事があります。
お客様は何を本当に望んでいるのだろうか? という事です。
コンピュータ・システム自体が欲しい訳では無い という事は分かっています。
個人がスポーツカーを買うのとは違って、コンピュータ・システムに感情移入はしないと思っています。
では何故、かなりの金額を払ってコンピュータ・システムを構築するかと言うと、業務処理を効率化してコストを削減しながら遂行する為だと思います。
でもね、そうだとすると何故「準備」にお金と時間を掛けないのでしょう。
業務を効率よく遂行する為には「何が非効率の原因か」を知る必要があります。
コストを削減する為には「何がコスト削減の妨げになっているか」を追究する必要があります。
それなのに、コンピュータ・システムさえ導入すれば勝手に業務は効率化し、コストは削減すると思っていませんか?
今は、それがRPAやDXになっています。
”「RPA」「DX」を入れれば何とかなる” と考えている経営者、IT責任者が多いような気がしています(こちらを参照)。
そして、こう思っている方に限って、「DX、上手く行かないだよね。何か良い方法ない?」と仰います。
まずは自分(自社)を知る事です。自社の業務を分析して課題点の「巣」を見つけ出す事です。
その作業無しで必要な要件は出てきませんし、システム設計は出来ません。
上流工程のさらにその前の「準備」が大事です。
でも、これは下手すると人と時間が結構掛かったりします。
上手く業務分析をして課題点を洗い出す事をお客様と一緒に出来ないかなと思っています。
お客様が欲しいのは「結果」なので、良い結果を出す為の「手法」を提供したいと思っています。
具体策は来年お話します。
コロナ、コロナの一年が終わろうとしています。
来年は前向きな事に全力で取り組もうと思います。
来年が皆様にとって良い年になる事を心からお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えください。
田畑 幸男
株式会社スカイネット 代表取締役
日本アイ・ビー・エム株式会社のSEとして主に流通関連/医薬品関連 システム設計に従事し、その後1987年に有限会社 宙(そら)を設立。1994年に株式会社スカイネットを設立。